さて、就職したいサロンが決まったら履歴書の準備ですね。
パソコンで作成するのも良いですが、個性を重んじる美容業界。
心をこめて丁寧に手書きで準備しましょう。
一生懸命に書いた文字そのものがあなたを表現するひとつです。
写真
顔が分かればいい、というものではなくあなたを魅力的に写したものがいいですよね。 最近の写真屋さんは使用目的に合わせてきれいに写してくれます。 スピード写真よりおすすめです、プリクラは絶対だめですよ。
名前、住所など
漢字は略文字などを使わずに。学校名なども「同上」は避けて正式名称を。住所も都道府県から番地、アパート名や部屋番号まできちんと記載しましょう。
職歴
これは経験をアピールするものです。研修身分のものでも内容を記載して説明を。最後は「以上」で締めくくります。
空けておくのはもったいないですから是非、書き忘れないように。
免許、資格
ここでは希望職種と直接関係のないものも記載しておきましょう。
特記事項
職歴では書けなかったものを書いてみましょう。
たとえば新卒の場合、職歴で業界での経験を書けませんね。
ここで技術の練習に取り組んでいるとか、学校以外の講座を受けていますなどアピールしましょう。
作品や技術が評価されたことがある場合も忘れずに。
志望動機
なぜそのサロンを選んだのか、なぜそこで働きたいのかを書きます。
そして積極的に学んで成長して貢献します、という前向きな気持ちも忘れずに。
経験者ならいかに持っている技術と経験を募集職種に役立てるか、をアピールしましょう。
書きあがり
誤字脱字はありませんか?普段書きなれていないものですから、何度も見直しをしましょう。
もし間違ってしまったら、修正液など使わないで別の用紙に最初から書き直しましょう。
細かいところで熱意と仕事の取り組み方を見られていると意識して。
忘れがちなのが履歴書をコピーしてとっておくこと。
面接の前に何を書いたか思い出せるようにしておきましょう。
いざ、面接へ!
面接というのは老若男女みんな緊張するものです。
面接する人はもちろんそれを知っていますから、緊張することを恐れなくて大丈夫です。
事前に面接を受ける企業やお店の資料・カタログやホームページをしっかり見て、その特色を確認しておきましょう。
持ち物
ハンカチ、ティッシュ、鏡、財布、腕時計、履歴書(送付している場合はコピー)、携帯電話、筆記用具、メモ帳、面接場への地図。もし、作品の写真などがある場合は持っていきましょう。
携帯電話は到着したら音が鳴らないように、できたら電源を切りましょう。
服装
美容業界はリクルートスーツではなく私服のところがほとんど。
いくらおしゃれな業界でもジーンズやサンダルは避けた方がベター。
派手なネイルやメイク、アクセサリーよりもナチュラルに。
自分のこだわりのおしゃれより、好感を持ってもらえるような清潔感ある服装にしましょう。
時間厳守
早すぎても迷惑ですが、遅刻は厳禁です。
もし、交通事情や突然の体調不良などはあわてず先方へ連絡しましょう。
さぁ、到着!
もうここから見られていると意識しましょう、落ち着いて姿勢を正して。
受付を5~10分前に到着して受付をできるようにしましょう。
面接官以外の人にも明るく笑顔を忘れずに。
面接本番
ドアをノックして「どうぞ。」と許可されてから入室します。
「失礼します。」と入室をして笑顔ではきはきと挨拶しましょう。
イスに着席するのは面接官にすすめられてからです。
背筋を伸ばして落ち着いて話をしましょう。
緊張するでしょうが、相手の目を見ながら。
汗をかいてしまうようなら、ハンカチで汗を拭いても失礼ではありませんよ。
あらかじめ聞かれそうなことには答えを考えておくとよいでしょう。
また、逆に「何か質問ありますか?」と聞かれることも多いので、何を質問するのかも考えておくとよいですね。
がちがちに暗記するのではなく、イメージトレーニングする感じで。
面接終了
「ありがとうございました。」とお礼をするのを忘れずに。面接官以外の受付や他の人にもあいさつできると尚よいですね。
少しほっとするでしょうが、出る前に携帯電話をかけて「終わったよ~」なんて電話しないこと。お店を出ても自分の姿が見えている間は気を抜かないようにしましょう。
就職への道のりは短くありませんが、きちんと事前準備することで緊張も心配も少なくなります。色々準備はありますが、基本は礼儀正しくさわやかに!です。 さあ、準備はできましか?あなたらしく、魅力を最大限アピールできる様に頑張ってきてください!