抜け毛に悩む女性必見!3つの原因と対策をご紹介
「最近抜け毛が増えたような…」
「分け目が目立ってきた気がする…」
「写真を撮るとお友達と髪のボリュームが全然違う…」
など、人に相談しづらいお悩みを抱えていませんか?
この記事では女性の薄毛に関する情報をお伝えしていきます。
原因の1つ目は「びまん性脱毛症」。
生え際が後退するのではなく、頭髪全体の密度が低下し、薄くなるのが特徴で、「FAGA」、別名女性男性型脱毛と呼ばれるものです。
加齢により女性ホルモンが減少し、相対的に男性ホルモンが優位になり、抜け毛を引き起こす要因となるのです。
また、現代女性は社会進出も進み、男性同等、または男性以上に過労やストレスを抱えている人も少なくありません。
仕事のストレスや過度なダイエットにより、女性ホルモンのバランスが崩れ、20代・30代でもFAGAの症状が表れる人が多くなってきました。
また、ポニーテール等アップスタイル時に髪を引っ張ったり、ドライヤーで乾かす時に無理にとかすことにより、毛根にダメージを加えてしまう場合があります。
そこにFAGAが加わると、抜け毛が増え、より薄毛の進行を加速してしまうかもしれません。
2つ目は「季節の変わり目」
一般的に秋は抜け毛が増えやすいと言われています。
これは夏の強い紫外線による頭皮や毛髪へのダメージや、冷房による夏バテによって引き起こされます。
内的要因・外的要因が重なり、頭皮が弱り抜け毛が一時的に増えてしまうのです。
最も少ない春と比べると、なんと3倍とも言われています。
また、犬などが秋から冬にかけて換毛期がくるように、動物は秋に毛が抜けるという一説もあります。
健康な人でも1日50~150本程度抜けると言われています。
気にしすぎもよくないですが、適切な対策・ケアをして何歳になっても綺麗なヘアを保ちましょう。
3つ目は「分娩後脱毛症」
産後の抜け毛の第一の要因は「ホルモンバランスの変化」です。
出産後、エストロゲンという女性ホルモンが減少するのですが、このエストロゲンには毛髪の成長を促す働きがあります。
妊娠中はこのホルモンが増え、脱毛期(抜ける時期の毛髪)の毛髪が抜けず留まってしまいます。
産後のエストロゲンが減少したときに脱毛期を過ぎ残っていた毛髪も一気に抜けるため抜け毛が増えたように感じるのです。
産後から徐々に抜け毛が始まり、抜け毛のピークは出産後3ヶ月~半年。
その後徐々に新しく生え始め、個人差はありますが産後6ヶ月~1年程で戻っていくといわれています。
対策その1「頭皮マッサージと毛髪ケアの使用」
頭皮に合ったシャンプー剤を使用することもとても大事です。
例えば石けん系のシャンプー剤は、洗浄力が強い分脂性肌の人やスポーツをよくする人には合うのですが、敏感肌や乾燥肌の人などには強すぎて炎症を起こしてしまう場合があります。
今では機能性シャンプー剤も手軽に手に入れることができます。
ぺたんこ髪やボリュームのない髪にはアミノ酸やタンパク質が配合されているシャンプー、乾燥や艶が気になる人はグリセリンやヒアルロン酸など保湿成分が配合されているシャンプーがおすすめです。
また、日々のシャンプー時に頭皮マッサージをすることも育毛にとても関係があります。
頭皮をもみほぐし柔らかくすることで、血流がよくなり毛髪の健やかな成長が促されます。
頭皮マッサージにより毛髪の角度が上がり、根本から立ち上がりやすくなる傾向もあるため、ボリュームがなくなってきた人はシャンプーするついでにマッサージをすることでボリュームアップに繋がるかもしれません。
更に顔と皮膚は繋がっているため、マッサージにより血行を促進すると顔のたるみを予防したり、改善したりすることも期待できます。
まさに頭皮マッサージは頭皮もお肌もケアできる一石二鳥のケアなのです。
対策その2「紫外線のケア」
頭皮や毛髪も肌と同様、紫外線ケアは必須です。
何もケアをしていないと、紫外線のダメージが蓄積され生えにくく抜けやすい頭皮になってしまうかもしれません。
最近では髪の毛専用の日焼け止めも種類が多く販売されています。
スプレータイプの日焼け止めはシュッと吹きかけるだけなので簡単に使うことができます。
吹きかけたあとコームで梳かしてあげるとムラを防ぐことができます。
オイルやミルクタイプの日焼け止めは髪の乾燥が気になる方におすすめです。
トリートメント効果があるものを選べば、髪の保湿をしながらUVケアもできるので一石二鳥です。
また、海水やプールの水に含まれる塩素は髪の毛にとってかなりのダメージに繋がる原因のひとつです。
海水に含まれる塩分により、水分を奪い乾燥させ、タンパク質を分解しごわごわになってしまいます。
海やプールに遊びに行った後、髪の毛がパサパサになった経験がある人も多いと思います。
できるだけ海水やプールの水に髪をつけないよう帽子をかぶったり、高い位置でまとめるなど工夫をしておきましょう。
対策その3「規則正しい生活とバランスのいい食事」
睡眠不足やストレスを抱えた生活を続けていると、さまざまなダメージが蓄積していき、エネルギー代謝が低下するといわれています。
頭皮や毛髪は、エネルギー供給の優先順位が低いため、成長に必要な栄養が行き届かなくなる懸念があります。
また、バランスのいい食事も非常に大切で、偏った食事はNGです。
特に、毛髪を生成する上で重要なのが「タンパク質」です。
毛髪のおよそ8~9割は「ケラチン」というタンパク質で構成されており、タンパク質の不足は抜け毛や髪質の劣化につながります。
年齢を重ねると、タンパク質の体内合成が劣ってきてしまい、毛髪の艶や質が悪くなっていきます。
質のいい栄養素を適切に摂取することが美髪への第一歩かもしれません。
女性の抜け毛の悩みは年々増加していると言われています。
年齢やライフステージに合った対策を心掛け、健やかな美髪ライフを送りましょう。